――また会えたねなんて笑えればどんなに幸福か――ディアソムニア実装1周年、おめでとうございます。お祝い第二弾です。(第一弾→sm38786394)ずっとこの曲をりりあくんに歌わせたいと思っていましたが、歌わせてみたら想像以上にしんどくなりました。皆様にも楽しんで頂けたなら幸いです。もしよろしければ、このままキャプションを最後までお読みください。――――――――――――幼い頃からよく夢をみた。それはまるでRPGゲームをプレイしているようで、物語の主人公の行く末を俺はただただ見守っている――そんな夢だ。夢をみる度に主人公は変わって、辿る人生も変わっていく。ある時は、旅人として世界中を飛び回り、たくさんの景色を目に焼き付けた。ある時は、兵士として国を守るために戦場を駆け抜けた。またある時は、幸せな家庭を築いて穏やかに時を重ねた。数え切れないほどの物語を見守ってきて、その物語には二つだけ共通点があることに気づいたのは一体いつの頃だろう。一つ目は、必ず『あの人』が出てくることだ。同じ旅人として『あの人』と共に世界を回り、育ての親兼上官だった『あの人』を守って戦場で散り、幸せな家庭の一角だった『あの人』と共に過ごした。どんな物語にもいつも変わらず『あの人』がいた。そして主人公は『あの人』をおいていくことに痛みを抱えて死んでいく。これが二つ目の共通点。強くて、優しくて、それゆえに数多の傷をもつ『あの人』を一人にしてしまうことがどうしようもなく辛くて、悲しくて………そして、いつもまた心に決めるのだ。生まれ変わったら、また『あの人』の傍に、と――。◆◆◆夢をみた。いつも通り「あの人」をおいて逝く夢を。夢の残滓にぼんやりしていると、ふと左肩に重さを感じた。見ると親父殿が俺に寄りかかって眠っている。おそらく、居眠りをしている俺を見つけて起きるのを待っているうちに親父殿も眠ってしまったのだろう。ならば俺も親父殿が起きるまでこのままでいようか。かけられていた上着を親父殿に掛けなおし、寒くないよう引き寄せる。抱え込んだぬくもりは、夢の中の『あの人』に酷く似ているような気がした。――――――――――――絵 : 染塗人力・動画・キャプション : ハルセ(@Haruse_twst)2021/10/24カラトジ様、雪和みお様、はつがまい様、ななしの監督生様、広告ありがとうございます。
時間:3:47 - 再生:1395 - コメント:11 - マイリスト:23
|
|||||||||||||
|
pr |